『ウマ娘 プリティーダービー』の10月6日〜11月5日の記録です。前回の記事の続きで、新育成ウマ娘[宵闇ネオカグラ]トランセンドを引きました。
この記事にはもう1つテーマがあります。「撮り逃した回数を、交換Ptから正確に数える」という話です。結論から言うと、この期間にサポートカードを91回引いていて、そのうち画面を撮れているのは52回だけでした。ガチャの実測記録を読むとき(そして自分で取るとき)に、いちばん気をつけるべき落とし穴なので、後半でまとめます。
[宵闇ネオカグラ]トランセンドの性能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レア度 | ★3 |
| 脚質適性 | 逃げ A/先行 B/差し F/追込 G |
| 距離適性 | 短距離 G/マイル A/中距離 A/長距離 G |
| バ場適性 | 芝 F/ダート A |
| 固有スキル | 地熱解放オーヴァードライブ=中盤が迫ったとき前方にいると短い間速度がすごく上がる。その後レース中間付近で詰め寄られると少し前に出る〈ダート〉 |
| 所持スキル | 地固め(100)/ダート直線◯(100)/バイタリティ(180) |
| 成長率 | パワー +15%/賢さ +15% |
適性を見れば運用はほぼ決まります。芝がF、ダートがAという極端な振り分けなので、ダート専門です。芝のレースに出す選択肢は最初からありません。そのうえでマイルと中距離の両方がAなので、ダートの主要距離をだいたいカバーできます。
脚質は逃げがA、先行がBで、差し・追込は実質使えません。ここが固有スキルとも噛み合っています。「中盤が迫ったとき前方にいると」という発動条件なので、そもそも前にいないと固有が仕事をしません。逃げか先行で押し切る、という一本道の設計です。
逆に言うと、この「前方にいること」という条件がトランセンドの弱点でもあります。同じレースに強い逃げウマ娘が複数いると位置が取れず、固有が不発になります。攻略サイトでも条件が厳しく安定感に欠けるという指摘が出ています。安定して勝つ育成というより、噛み合ったときに突き抜けるタイプだと考えておくのが無難です。
成長率がパワーと賢さに+15%ずつというのも逃げ向きです。ダートはパワーの要求値が高く、賢さは位置取りとスキル発動に効きます。スピードとスタミナは自前で盛る必要があるので、サポート編成はスピード寄りに組むことになります。
★3を引いたときのピース還元
育成ウマ娘ガチャは、すでに持っているウマ娘を引くとピースに変換されます。今回の10連でレア度ごとの数字が一度に写っていたので、表にしておきます。
| レア度 | ピース | おまけ |
|---|---|---|
| ★1 | ×1 | ×5 |
| ★2 | ×3 | ×10 |
| ★3 | ×20 | ×60 |
★3のピースは★1の20倍です。★2と比べても6倍以上あります。★3の被りは「ハズレ」ではなく、覚醒素材としてはむしろ本命という位置づけになります。
交換Ptで「撮り逃した回数」を復元する
ウマ娘のガチャ結果画面には、いちばん下に交換Ptが「◯▶◯」の形で出ます。1回引くごとに1ポイントで、200ポイントで好きな1枚と交換できる天井です。育成ウマ娘とサポートカードで別々にカウントされます。
この数字は、自分が何回引いたかの通し番号でもあります。撮れた画面の交換Ptを並べると、抜けている区間がそのまま「撮り逃した回数」になります。
| 撮れている画面 | 交換Pt | 抜けている区間 |
|---|---|---|
| 10連(10/29) | 0 → 10 | — |
| 単発(10/29) | 10 → 11 | — |
| 単発(10/29) | (表示なし) | 11〜31 の間に19回 |
| 10連(11/1) | 31 → 41 | — |
| 10連(11/2) | 41 → 51 | — |
| 10連(11/3) | 61 → 71 | 51〜61 に10回 |
| 10連(11/5) | 81 → 91 | 71〜81 に10回 |
計算してみます。この期間に引いた総数は91回(交換Ptが0から91まで進んでいる)。画面が撮れているのは10+1+1+10+10+10+10=52回ぶん。差し引き39回ぶんを撮り逃しています。19+10+10=39で、ちょうど合います。
育成ウマ娘のほうも同じです。10月6日が3→13、10月29日が22→32。13から22までの9回が撮れていません。
⚠️ だから「撮れた画面だけの実測率」は必ず上振れます
ここが本題です。撮れた52回のサポートカードの中身は次のとおりでした。
| レア度 | 件数 | 撮れた52回に対する率 | 公式 |
|---|---|---|---|
| SSR | 6 | 11.5% | 3% |
| SR | 11 | 21.2% | 18% |
| R | 35 | 67.3% | 79% |
SSRが11.5%。公式3%の4倍近くあります。もしこの数字だけを見せられたら「このガチャは表記より甘い」と思うかもしれません。でもこれは間違いです。
理由は撮る動機に偏りがあるからです。人はSSRが出た回はほぼ確実にスクリーンショットを撮ります。逆に何も出なかった回は撮りません。だから撮り逃した39回にはSSRがほとんど含まれていないと考えるのが自然です。
つまり分子(SSRの本数)はほぼ正確なのに、分母(引いた回数)だけが小さくなっている。これが実測率を必ず上振れさせます。母数を実際の91回に直すとこうなります。
| 数え方 | SSR率 | 公式3%からの見え方 |
|---|---|---|
| 撮れた52回で割る | 11.5% | 4倍近い。ありえない数字 |
| 実際の91回で割る | 6.6% | 上振れではあるが、起こる範囲 |
91回で6枚というのは、公式3%(期待値2.7枚)に対して約5.6%の確率で起きる出来事です。珍しいけれど「たまにある」範囲で、91回はそもそも排出率を語れる試行回数ではありません。一方、52回で6枚だと確率は0.5%を切ります。分母を間違えるだけで「ありえない話」になってしまう、という実例です。
ここから言えることは2つあります。
- SNSやブログの「実測◯%」は、撮り逃しの扱いを書いていなければ信用できません。甘く出るほうに必ずずれます
- 自分で記録を取るなら、通し番号になる数字(このゲームなら交換Pt)を毎回画面に入れてください。あとから母数を復元できます
当サイトの記事でも、この期間については「撮れた範囲の中身」としてしか出せません。排出率の検証としては使わない、というのが正しい扱いです。
10連の中身(完全に撮れている5回ぶん)
とはいえ、10連1回ぶんが丸ごと写っている画面は、その回に限れば偏りなく数えられます。5回ぶんを並べます。
| 日付 | SSR | SR | R |
|---|---|---|---|
| 10/29 | 0 | 6 | 4 |
| 11/1 | 1 | 1 | 8 |
| 11/2 | 1 | 3 | 6 |
| 11/3 | 1 | 0 | 9 |
| 11/5 | 1 | 1 | 8 |
| 合計(50連) | 4 | 11 | 35 |
ここでも「SSRが出た10連は撮っている」という偏りは残っています(51〜61と71〜81の10連は撮っていません)。ただしSR以上が1枚は必ず入っているという点は5回とも成立していて、これは10連にSR以上1枚確定という公式仕様どおりです。11月3日の回はSSR 1枚・SR 0枚で、確定枠を埋めているのが「SR」ではなく「SR以上」だと分かる形になっています。
育成ウマ娘のほうは撮れた20連で★3が1枚(トランセンド)・★2が4枚・★1が15枚。★3は公式3%なので、20連で1枚出る確率は約46%——だいたい半々で、可もなく不可もない引きでした。
最後に天井の話です。交換Pt200で好きな1枚と交換できます。この期間でサポートカードは91Pt——まだ半分にも届いていません。200Ptは30,000ジュエル相当なので、狙ったサポートカードを確実に取りに行くなら、最初から3万ジュエルを用意して1本に投じるという設計になります。少しずつ引くやり方では、交換に届く前に期間が終わります。
実際のガチャ画面(全10枚)
集計の元にした画面を引いた順にすべて掲載します。縦持ちのスクリーンショットなので記事内では小さめに置いています。画像をクリックすると原寸で開きます。各画面のいちばん下にある交換Ptを追うと、上の復元表がそのまま確認できます。










まとめ
- [宵闇ネオカグラ]トランセンド=ダート専門(芝F)。マイル/中距離A、逃げA・先行B
- 固有は「中盤で前方にいること」が条件。前が取れないと不発なので、安定感より爆発力のタイプ
- ピース還元は★1=1/★2=3/★3=20。★3の被りは覚醒素材として本命
- 交換Ptは「自分が引いた回数の通し番号」。抜けている区間がそのまま撮り逃した回数になる
- ⚠️ この期間は91回引いて52回ぶんしか撮れていない。撮れた画面だけで割るとSSRが11.5%になるが、正しくは6.6%
- ⚠️ ガチャの「実測◯%」は、撮り逃しの扱いを明記していなければ必ず甘い方向にずれます
※この記事の数字はすべて当サイトの実測値です。上に書いたとおり撮り逃しがあるため、排出率の検証としては扱えません。ゲームの仕様・排出率・開催期間は記載時点のものです。画像はゲーム内のスクリーンショットで、著作権は権利者に帰属します。