続きの記録はこちらです。サルミアの性能と、「★5の枠に偏りがある」という見立てが最終的に否定された経緯を書いています。
『エピックセブン』の葬送のフリーレンコラボ、フェルン限定ピックアップの続きです。前回の記事で1体目を引いたあと、コラボ終了(10月16日)が近づいたので20召喚だけ追加しました。
結果としてフェルンの2体目を引けたのですが、それ以上に重要なのは前回の記事で立てた仮説が、この20召喚できれいに否定されたことです。前回は「★5が出た枠は3回とも同じでした」というタイトルを付けていました。その結論を、この記事で撤回します。
フェルンの2体目は「記憶の刻印」に使う
エピックセブンには凸(同キャラ重ねでスキル強化)という概念がありません。★5の被りを引いたときの使い道は「記憶の刻印」(陣形効果)の解放・強化です。同名の英雄を強化素材にすると、その英雄の陣形効果が段階的に上がっていきます。属性違い(光・闇バージョン)の同名英雄でも素材になります。
刻印には2種類あります。
| 種類 | 効果の向き先 | 備考 |
|---|---|---|
| 刻印展開 | 編成の特定の配置にいる味方を強化(自分には乗らない) | 最初から使える |
| 刻印集中 | 自分自身のみを強化 | ショップの「自我の断片」が別途必要 |
フェルンの刻印は攻撃力+15%/クリティカル発生率+18%(最大時)です。ここが地味に効きます。フェルンはスピード参照でダメージが伸びるアタッカーなので、攻撃力とクリ率を装備で作りきるのが難しく、装備の自由度がそのまま火力に化けるタイプだからです。
フェルン本体の性能はおさらいすると次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 属性/クラス/星座 | 氷/メイジ/天蝎宮 |
| 評価 | PvP A/PvE A |
| S2(パッシブ) | 開幕【集中】5を獲得。集中1つにつきスピード+15%・回避率+20%(最大でスピード+75%・回避率+100%)。回避するたびに集中を1消費してスキルターンを1短縮 |
| S1 | 単体攻撃。集中3以上でスキルターン1短縮。スピードが高いほどダメージ上昇 |
| S3 | 単体攻撃。防御力を70%貫通。スピード参照。初回はスキルターンが最大状態から始まる |
| 専用遺物「蝶の髪飾り」 | 攻撃力+20%。攻撃後に攻撃力の50%ぶんのシールドを2ターン付与 |
| 刻印(最大) | 攻撃力+15%/クリティカル発生率+18% |
注意したいのは集中が回避のたびに減っていく点です。開幕5でスピード+75%・回避率+100%という数字は戦闘開始直後がピークで、そこから落ちていくということを意味します。つまりフェルンは短期決戦向きで、長引くほど素の性能に戻ります。逆に言えば「先手を取ってS3を叩き込む」という一点に振り切った運用が正解で、装備もスピード200・クリ率100%を先に確保してから攻撃力とクリダメを盛る、という順番になります。
そしてコラボ英雄は再入手の機会が読めません。フェルンは10月16日でピックアップが終わります。恒常英雄なら被りはいつでも拾えますが、コラボ限定の被りは「期間中に引けた数がすべて」です。刻印を進めたいなら、期間中に追加で回すかどうかをここで決める必要がありました。今回20召喚を足したのはそういう判断です。
★5が出る枠は固定ではありませんでした
ここからが今回の本題です。まず前提となるカウンターの仕組みを説明します。
画面右下の「フェルン 確定召喚まで◯回」は残り回数で、上限は120回です。1召喚ごとに1ずつ減り、対象を引いた瞬間に120へリセットされます。ここで重要なのが、リセットはその10連の途中で起きるという点です。引いた枠より後ろの召喚は、リセット後の120から引かれます。
だから10連が終わったあとの表示から、フェルンが何番目に出たかを逆算できます。
| 10連での位置 | 後ろに残る召喚数 | 終了後の表示 |
|---|---|---|
| 1体目 | 9 | 120 − 9 = 111 |
| 2体目 | 8 | 120 − 8 = 112 |
| … | … | … |
| 10体目 | 0 | 120 − 0 = 120 |
前回までの記事で、この数字が3回とも112でした。9月4日のセツカ、9月26日のフリーレン、10月5日のフェルン。全部「10連の2体目」です。偶然にしては出来すぎで、★5の枠が内部的に固定されているのではないかと書きました。ただし3例とも同じ条件だったので、結論は保留にして「次は2体目以外で当てたときの数字を撮って決着させる」と宣言していました。
今回、それが撮れました。
| 回 | 対象 | 終了後の表示 | 逆算した位置 |
|---|---|---|---|
| 9月4日 | セツカ | 112 | 2体目 |
| 9月26日 | フリーレン | 112 | 2体目 |
| 10月5日 | フェルン(1体目) | 112 | 2体目 |
| 今回 | フェルン(2体目) | 111 | 1体目 |
111です。固定説はこれで終わりました。★5が出る枠は10連の中で動きます。
カウンターの連続性も合っています。前回の記事は112で終わっていて、今回の1回目の10連が終わった時点の表示が102。112 − 10 = 102 で、間に撮り逃した召喚はありません。そこから2回目の10連でフェルンが1体目に出て、120 − 9 = 111。数字が1つも飛んでいない状態で「2体目以外」の実例が撮れたので、この否定はかなり強いと思っています。
ただし「偏りがない」とまでは言えません。4例中3例が2体目というのは、枠が完全に等確率なら約3.6%(どの枠でもよいので4回中3回が同じ枠に集まる確率)でしか起きません。珍しい側の目ではあります。否定できたのは「常に固定」という強い主張だけで、「2体目に寄りやすい」という弱い主張は4例では判定できません。ここは今後も数字を取り続けます。
実用面での結論は「結果画面の並び順も、引いた枠も、気にする意味はない」ということです。前回の記事で結果画面の並びは抽選順ではないことも確認しています(112=2体目なのに、画面ではフェルンが中央列の3番目に表示されていました)。今回も同じで、フェルンは1体目に出ているのに画面では中央列の2番目です。画面の位置から抽選順を読むことはできず、読めるのはカウンターの数字だけです。
20召喚の実測
| 10連 | ★5 | ★4 | ★3 | 終了後のカウンター |
|---|---|---|---|---|
| ① | 0 | 0 | 10 | 102 |
| ② | 1(フェルン) | 0 | 9 | 111 |
| 合計 | 1 | 0 | 19 | — |
★4がゼロでした。20召喚で★4が1体も出ないのは、体感としてはかなり渋い部類です。フェルン限定ピックアップだけを通算すると次のようになります。
| レア度 | 件数 | 実測率 |
|---|---|---|
| ★5 | 3 | 7.50% |
| ★4 | 2 | 5.00% |
| ★3 | 35 | 87.50% |
| 合計 | 40召喚 | 100% |
★5の内訳はフェルン2体と★5古代遺物「蝶の髪飾り」1つです。この40召喚はフェルン限定ピックアップのぶんだけで集計しています。エピックセブンは聖約召喚・神秘召喚・限定ピックアップで確率も通貨もカウンターも別建てなので、混ぜて平均を出すと意味のない数字になるためです。同じ理由で、この記事では「ゲーム全体の累計★5率」は出しません。
そのうえで、この7.50%を「引きが良かった」と読むのは危険です。フェルン限定ピックアップはすり抜けがない(出る★5はピックアップ対象のみ)という設計で、そのぶん120回という確定ラインが遠めに設定されています。40召喚で★5が3つ出たのはあくまで上振れで、資源計画は「120回で1体」を前提に組むのが正しいです。実際、確定ラインまでの残りは今回終了時点で111回。1体目を引いてから2体目までに、確定ラインの1周ぶんに近い距離を歩いています。
実際の(全3枚)
集計の元にした画面を撮った順にすべて掲載します(画像をクリックすると拡大表示になります)。



まとめ
- ★5の被りは記憶の刻印に使う。フェルンは攻撃力+15%/クリ率+18%で、装備の自由度がそのまま火力になるタイプなので相性が良い
- コラボ限定の被りは期間中にしか作れない。刻印を進めるなら終了日から逆算して回す
- 「★5が出る枠は固定」という前回の仮説は否定。今回は111=1体目で、これまでの112=2体目とは違う枠だった
- ただし偏りの有無は4例では判定できない。「常に固定」だけが否定された
- 結果画面の並び順は抽選順ではない。順番を知りたければカウンターの数字を見るしかない
- 限定ピックアップはすり抜けなしのかわりに確定が120回。上振れた実測率で資源計画を組まない
※この記事の数字はすべて当サイトの実測値です。試行回数が少ないため、公式の排出率や他の方の結果と一致しない場合があります。ゲームの仕様・排出率・開催期間は記載時点のものです。画像はゲーム内のスクリーンショットで、著作権は権利者に帰属します。